お知らせ

当院における診療方針及び診療設備

わが国は、現在超高齢化社会に突入しており、65歳以上の高齢者が人口の1/4をを上回る状況になっています。また高齢になるにしたがい、癌を発症される方の増加をはじめとして、何らかの病気を有している方が当然多くなります。その高齢者が求める医療の優先順位は、ある調査によると

  1. 有効な医療を受ける
  2. 生活機能の維持をめざす
  3. 活動の維持をめざす
  4. 家族の介護負担を増やさない、などとなっています。

したがって高齢者の方は病気にかかっても年だからといって壮年の方と治療を区別される事を望んでいない事が示唆されます。当院では以前より上記の事をかんがみ次のような診療をおこなっています。

心臓: 動脈硬化の進行を伴った特に高齢者の方は、受診される毎の診療はもちろん、病気の進行合併症の予防のために、各種画像診断(心エコー、頸動脈エコーなど)、負荷心電図、24時間心電図などを適宜おこないます。
呼吸器: 慢性的な肺疾患の進行、癌の発生の有無などに対し、胸部X線、胸部CT、肺機能検査などを経年的におこないます。(CT、MRIなどは検査センターを紹介しておこないます)
頭部: 頸動脈エコー、頭部MRI、MRAなどを経年的におこないます。(特に脳卒中後の方に対して)
腹部: 胃カメラ、腹部エコー、MRI:CTなどで新規な病変の発症有無を早期に診断します。
運動器: フレイル予防のためのご指導、骨折のリスク判定のための骨量測定などを適宜おこないます。
その他: 画一的でなく個々の患者さんの病態にそった診療をおこなっています。

当院の患者さんには、新たな重い病気にかからなく、不幸にして癌などを発症された場合は、早期に発見し加療していただき、もとの状態に近い体で生活を送っていただきたいと願って診療しています。

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