お知らせ

禁煙外来においで下さい

喫煙は、現在多くの先進国で低下しており、わが国でも2014年にはじめて20%を切りました。
「予防しうる最大の死亡原因」とされているタバコの喫煙を是悲やめましょう。お手伝い致します。
喫煙は、口腔・咽頭・喉頭・食道・肺・胃・肝臓・膵臓・大腸・膀胱・子宮などの発癌リスクとなり、COPD、狭心症などの虚血性心疾患及び動脈硬化、糖尿病、くも膜下出血などの発症も高めます。
また、家庭内でご主人が喫煙される事により、奥さんの肺癌による死亡率を約2倍高め、幼少の子供さんの喘息発症も高めるとされています。また女性の喫煙は紫外線と同様に肌の老化を早めます。要するに害はあっても益はないのです。

2006年にニコチン依存症(現在ではタバコ使用障害と定義もかわりました)に対する保険診療が認められ、多くの患者さんが、禁煙外来として受診されます。その禁煙を補助し成功率を高める(約3倍)効果をもつとされる補助薬は2種類あります。1つは内服薬であり、1つは貼り薬です。作用機序、成分は違いますが、効果を検証した調査によると、禁煙外来終了時の禁煙率はほぼ同等とされています。(終了9ヶ月後では内服薬の方が禁煙率がやや高いという報告はありますが)使用開始時、使用時の注意点は違いがあります。また保険診療期間も内服薬は12週間、貼り薬は8週間となります。(受診していただく回数は5回と同じです)
しかし禁煙を継続する上での最大の困難点は、禁煙によりニコチン欠乏に伴う離脱症状が出現することです。
補助薬を使用していても少からず出現します。イライラ感、不安、集中困難、食欲増加、落ち着きのなさ、気分のめいり(抑うつ気分)、不眠などです。
しかしながら、強い意志、動機づけ、をもって禁煙外来を受診されたはずです。私達医師も症状のコントロールに対するアドバイスをいたします。また禁煙を達成されたあとの人生は多くの面で違いがあります。喫煙されている方は禁煙外来を受診されタバコから体を守りましょう。

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