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アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)とは

AICSは新しいがん検診(とはいっても行われるようになってから7〜8年はたちますが)の一つです。AICSは血液中に存在する遊離アミノ酸の濃度(PFAA)が、癌患者の方では異常を示すことなどから癌に罹患している確率を評価する検診として開発されました。現在 肺癌、胃癌、大腸癌、前立腺癌、乳癌、子宮癌、卵巣癌に対して実用化されています。AICSは1回の採血(約5ml)で上記7種類の癌のリスクが判別できるとともに、早期癌に対しても高い感度を示すとされ、癌の予知・予防の観点からも有用と位置づけられつつあります。しかし、AICSは癌のリスクを評価する検査であり、癌があるか否かを判別するものではありません。AICSは各種癌に対するリスクを少い方からA、B、Cと設定しており、たとえば胃癌の場合、全検診受診者のリスクを1とした場合、ランクAは約0.3倍、ランクBは約1.6倍、ランクCは約10.2倍の癌のリスクがあるとされています。しかしランクAはリスクは低いけれども癌に罹患していないことはないという事を念頭におく必要があり、またランクCと判定された方はその該当する癌に対してさらなる精密検査が必要となるという事です。

AICSは、人間ドックによる癌発見率よりも高い癌発見率があるとされ、将来的には現在よりはもっと頻繁に行われる可能性のある検診です。現在での検診費用は15,000〜25,000円前後としている施設が多いようです。当院でもおこなえます。希望される方はその旨お伝え下さい。


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