お知らせ

2017年 診療統括@ 外来

循環器

  • 心不全・・・約6ヶ月の余命と宣告され、総合病院からの紹介で在宅に受け入れた患者は約1年たつが、症状はコントロールでき存命している。外来患者さんでは慢性心不全の増悪で症状は悪化したが、外来での加療で症状は現在軽快している(2人)。その他の慢性心不全の患者さんは症状は強い方、不安定な方も現在外来に通院してきている。ただ在宅で加療中であった慢性心不全、認知症の患者さんは服薬ができなく肺の塞栓症を併発されなくなられた。
  • 虚血性疾患・・・新患の患者さんを含め、初発の狭心症の患者さんは全例総合病院で冠状動脈拡張術を施行され、元気で外来通院されている。2回目以降の拡張を必要とされた方も拡張が成功し同様に元気でおられる。
  • 不整脈・・・不整脈でアブレーションをされた方は、良好な経過で不整脈は再発されていない。
  • その他弁膜症などで近々手術が必要となる方もおられるが現在症状の増悪は認めていない。

頭部・腹部・その他

  • 頭部に関しては、今年は脳卒中をおこされた方はいなかった。
    胃癌も当院に通院中の患者さんで数例おられたが、すべて胃カメラで早期にみつけられ、1例を除き、総合病院で胃カメラでの治療で根治された(経過は慎重にみますが)。1例は患者さんの希望で手術され、元気で現在通院されている。
    大腸癌は、2例おられたが、手術をされ、1例は根治され、1例(新患の方)は抗癌剤の投与を続けられている。
    乳がんを発症した患者さんは、手術後元気で通院されてきている。
    その他の腹部の癌の患者さんは、今年はおられなかった。血液の癌は2例の方を発見したが総合病院で治療してもらっている。感染症(胆のう炎、腎盂腎炎など)は外来での治療で治癒された。気管支喘息、COPDなどの肺疾患の方は、時に増悪されたが、現在は安定している。
    肺の感染(肺炎など)をおこされた方は複数名いたがすべて入院せず外来治療で治癒された。糖尿病で投薬あるいはインスリンで治療している方はおおむね良好な経過となっている(多数おられるが)。それ以外の患者さんも含め全体としてほぼ例年同様で誤診、加療のミスなどをした方はおられなかった。

お知らせの一覧を見る