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癌は生活習慣の是正で予防できる!

日本人の2人に1人が癌にかかり、3人に1人は癌が原因でなくなっているのはご存知の事だと思います。癌は年齢による依存性が高く、またそれによりなくなられる割合は20代では5%未満です。
しかし、年齢とともに高くなり、男性では65〜69歳で47%、女性では55〜59歳で58%と最大になります。しかしそれ以降は癌が死因になる割合が低下してきて、100歳以上になると10%もありません。
それは高齢になると癌による死亡率が高くなるという事実には変わりはありませんが、ほかの病気でなくなる確率がそれ以上に高まるという側面があるからなのです。しかし癌の重要なところは働き盛りの人や、家庭的にも重要な方がなくなる場合の大きな原因となっているところなのです。そのために癌の早期発見は非常に重要ですが、癌にならないためのできる範囲での予防法はもっと重要な事になります。現在では生活に関する環境的な要因が癌の発症に大きく関わっている事がわかってきています。癌の発症のその最大の原因(要因)は男性においては喫煙で、受動喫煙も含めると約30%になり、その次に多いのは感染に関するもの(肝炎ウイルス、ヘリコバクター・ピロリ菌、ヒトパピローマウイルス、ヒトT細胞性白血病ウイルスなど)で約20%をしめます。3番目に多いのは飲酒で約9%をしめ、そのあとは塩分の過剰摂取、野菜・果物の摂不足などの食事の原因(合わせて約3.5%)です。それから肥満も忘れてはいけない要因です。一方女性では感染が一番多く約18%(特にヒトパピローマウイルスによる子宮頸癌)になり、2番目はやはり喫煙で約5%になります(特に女性の場合は受動喫煙が1.2%を占める)。その次は男性と同様に飲酒や食生活による要因、肥満が多くなります。これらから癌にならないための予防法をまとめると下記のようになります。

喫煙 たばこは吸わない。他人のたばこの煙を避ける。
飲酒 節度のある飲酒をする
食事 食事は偏らずバランスよく取る
 塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする
 野菜や果物不足にならない
 飲食物を熱い状態でとらない
身体活動 日常生活を活動的に
体形 肥満もやせ(栄養状態が悪いと免疫力が低下する)もさけ適性な体重に。(過体重がいいという意見もある)
感染 肝炎ウイルス、ピロリ菌検査など機会があればおこなう

要は感染を除いた5つの健康習慣(禁煙する・節酒する・身体を動かす・適性体重を維持する・食生活を見直す)を実践する事で男性では43%、女性では37%癌になるリスクが低下することが報告されています。(5つの健康習慣のうち0または1つのみ実践した場合のリスクの低下を0%とした場合)ちなみに2つの実践で男女とも14%、3つで27%、4つで男性は39%、女性は32%癌になるリスクが低下すると報告されています。
上記は非常に重要な事で生活習慣の是正で癌になるリスクが1/2〜1/3強に低下するのです。
癌になるのは恐いと思ってはいるが、何となく生活をしている人、上記を早々に実践してみられてはいかがですか。非常にあなたの体にとって有益になりますよ!

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