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2018年の外来・訪問診療を振り返って

2018年もあと残すところわずかとなり、新年をむかえますね!最近いつも思うところですが、1年が過ぎるのは早いですね。(皆さんもそう思いでしょうか。)
2018年を振り返ってみると、例年通り、外来・訪問診療などとも一生懸命働く事ができたように感じます。外来の患者さんにおいては、高血圧、狭心症、弁膜症、心不全症、不整脈などの循環器疾患の患者さんの診療はもちろん多く行いました。(循環器学会認定、循環器専門医なので当然ですが。)そしてそれにも劣らないぐらい糖尿病・甲状腺などの内分泌・代謝に関わる患者さんも診療し、COPD、気管支喘息などの呼吸器疾患の患者さん、ウイルス、細菌、そして真菌などの諸腫臓器への感染の患者さんも多く診療しました。その他のアレルギー、神経疾患(パーキンソン病など)、腰痛などの運動器の疾患の患者さんなど様々の病気をお持ちの方に対しても、以前にも記しましたが毎回勉強し、知識は豊富にありますので、治療法について説明し、相談しながら診療させていただきました。そしてある程度以上は満足していただき、生活の質もよいほうに保たさせていただいていると感じています。ここで数年以来感じている事ですが、いわゆる広い意味でのめまい(フラーとする、歩き始めにフラつくなど)を訴え、なおかつ色々な科で検査していただいても病状をみいだせない(最近では同じ状態だとお話をきくとわかりますので検査はご希望でないかぎりしませんが)いわゆる老年症候群の患者さんが多くなってきたことがあります。この症状はご本人にはつらく、症状がら頭が関係しているのではないかと不安に思われる事が多いので、丁寧に説明しますが、最初はなかなか加齢による変化による事が強いとは理解してもらえませんでした。しかし最近では多くの人が同じ症状をもっておられる事もあり、理解されるようになりました。
高齢になられる人が多いので当然の事象とは思いますが、知っておいて下さい。
訪問診療においては、(例年通り昼・夕方以降、看護士も交えて一生懸命やらせていただいております)
脳卒中後、骨折後、老衰になられている人、心不全、悪性腫瘍(癌)をもたれている人、認知症の人など例年通り多くの人を診療させていただきました。この診療においても認知症、心不全症、悪性腫瘍を併存してお持ちの人の割合が多いと感じています。家族の方の介護が大変な場合も多く、介護職(ケアマネージャー、訪問看護士、訪問介護士(ヘルパーなど)、)と連携し診療させていただいている事が非常に多く、また介護の方が患者さんや家族の方の負担、不安の軽減になっているのをみるとあらためて訪問診療には介護が必須だなと考えています。また訪問診療においても高齢な人が多いため、患者さんと今後どのように診療していくか、急変時あるいは死と考えられる状態が近づいた時どうする事を希望されるのかなどを患者さんが自分の意志を伝える事ができる時に家族の人もまじえ話し、その意向にそうようにしています。それを振り返ってみると患者さん、家族の人は、すみなれた自宅で最後をむかえたいと思っておられる事が多く半数以上はそのようですが、現実には病院、施設などへ入り最後をむかえられている事がまだ非常に多いです。諸種介護の利用により希望をかなえさせてあげられる事ができる人が多いと考えていますが、この事は引き続き2019年の課題として一生懸命考え、意にそうよう頑張ろうと考えています。
以上2018年をおおまかにまた気がつくところを振り返って記しました。
2019年も外来診療を希望される方は満足のいくように診療・説明します。どのような症状(病気)であれいつでもおいで下さい。お待ちしています。
訪問診療をやらせてみるかと思われる方は、けっして満足されない結果にはなりません。
いつでも連絡下さい。一生懸命診療致します。

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