お知らせ

家庭血圧の測定方は?

現在、日本において高血圧の患者さんは約4,300万人いるといわれ、その多くの方、また血圧が正常な方でも、家庭血圧計をもっておられる方がたくさんおられます。

これらの方が、わたしたちの診療所に来られた時に、その血圧計ではかった血圧値を見せていただく機会も多く(治療をする上で)大変参考になります。ただ血圧の測り方、測る時間などがまちまちな所があるので、家庭血圧の測り方を説明しておきます。家庭血圧は一応朝・晩測定測定してもらうのがよいとされています。(1日に1回測定されるのなら朝の方がよいですが)測定のしかたは次のようにしていただければと思います。

朝測定する場合

朝に起床後、排尿していただき(その後)少なくとも1時間以内および朝食前、薬の服薬前に、できれば椅子などに座っていただくか坐位の姿勢で1〜2分安静後に測定して下さい。測定回数はできれば2回で、その平均の値をとって下さい。 1回しか測定されない方はその値でよいです。

夜測定する場合

就につかれる前に測定方法、測定回数は朝の測定のされ方同様にして下さい。

上記ですが特に夜の血圧の値をみて、測定時を飲酒前、入浴前(これらにより一定の時間血圧が低下する事が多いので)にしていただいて、測定値を拝見させていただく事もあります。

測定する期間はできるだけ長い方がよく、できれば習慣にしていただけたらと思います。 こうして測定していただいた血圧値を受診前に見せていただくと、投薬を含めて治療に大変参考になります。よろしく御願いします。

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