お知らせ

「サルコペニア」って知っていますか

最近時々、耳にされる言葉と思いますが、サルコペニアとは筋肉量の減少+筋力の低下あるいは身体の機能の低下した状態の事をいいます。おもに加齢に伴っておこる事が多いのですが、その他に体重減少(体格指数の低下)、足が細くなる(下腿の周囲が細い)口で食物をかむ力が弱くなる(咀しゃく力の低下)血液中のアルブミンが低い、活動量が低下している、などが出現していると要注意です。なぜサルコペニアが注目されているかというと、それにより次にあげる病気などにかかりやすくなり、死亡率の上昇とも強く関連するからです。その病気は骨粗しょう症(転倒、骨折をしばしばおこす)、COPD、慢性腎疾患、疼痛、変形性関節症、脳血管疾患、高脂血症などです。それではサルコペニアを改善、予防するためにはどうしたらよいのでしょうか。それは筋肉量、筋力を向上させるために、蛋白質(必要なアミノ酸を多く含んだ)に富む食事をする、筋肉に軽くてもよいから、重量をかけた運動(レジスタンス運動)を定期的にする(週に3回、30分以上できればよいですが)事です。健康寿命の延長にもつながります。サルコペニアにかからないように頑張って下さい。

お知らせの一覧を見る